関西NGO大学のあゆみ

*関西
関西NGO大学のあゆみ~「市民による学びの場」の30年
ここでは、2022年3月に発行した冊子、「関西NGO大学のあゆみ~“市民による学びの場”の30年」から、「はじめに : 数字で見るNGO大学」を掲載します。NGO大学に関する数字を通して、NGO大学をふりかえります。

はじめに

この冊子は、1987年から2016年まで開催された、「関西NGO大学」の30年間のあゆみをふりかえり、まとめたものである。関西NGO大学は、市民の国際理解をすすめ、国際社会がかかえる課題に取り組むNGO(非政府組織)の活動に関わる人材を育てることを目的として、 関西NGO協議会の主催により実施してきた「参加者主体」の講座である。

主に国際協力、NGO、ボランティアに関心がある方を対象に、開講以来、発題者(講師)による講義の他に、グループディスカッション、ロールプレイ、シミュレーションなどのワークショップを取り入れた「参加型」で進め、「気づき→学び→行動」のプロセスを大切にしてきた「市民の学びの場」である。市民の国際理解や地球的な課題への理解を深め、国際協力活動をはじめとした市民活動の主体は一人ひとりにあるとの認識のもと、各自が果たすべき役割について考え、行動できる人材を育てることを願って実施されてきた。参加者は関西だけでなく、新潟・東京・愛知・石川・徳島・岡山・広島・大分など幅広い地域から集まった。NGO大学参加者や修了生の多くが、NGO・NPOや企業のCSR部門、国際機関などで活動している。また、学びを行動に移すべく、修了生が関わる様々なセミナー、イベントなどが各地で開催されてきた。

修了生 : NGO大学は年6回の連続講座。そのうち4回以上の参加者を修了生と呼ぶ。

導入としてNGO大学について大まかに捉えるのに、以下の4つの数字をあげてみたい。
【 30 】   【 176 】   【 319 】   【 6908 】

【30】・・・・30年

関西NGO大学は1987年6月に設立された関西のNGOネットワーク組織「関西国際協力協議会」 の最初の事業として1987年9月に開講した。その後、2017年2月まで30年間、途切れることなく実施された、歴史と実績のある講座である。

【176】・・・・176講座
NGO大学は年度ごとの9月にスタートし、毎月1回実施。翌年2月が最終回の全6回の連続講座 である。それぞれの講座は基本的に1泊2日 で行われ、じっくりと多角的な学びを目指した。NGO大学30年のうち、第30期(2016年度)のみ2回の開催であった。
つまり、NGO大学は30年間で 6回✕30年-4回=176回 の講座が企画され、開催された。

【319】・・・・319名の発題者(ゲスト・講師)
NGO大学が30年間、176回の講座で協力いただいた発題者はのべ319名。関西NGO協議会の加盟団体をはじめ各分野のNGO関係者、大学教員、専門家、ジャーナリスト、海外からのアーティスト、映画監督、落語家、漫画家、企業関連、社会活動家、国際機関、コンサルタント、政治家、猟師・・・など、多様な立場、所属の方にご登壇いただいた。その内容も講演・講義のみならずワークショップや対談、パネルディスカッション、ライブ、落語、現地報告など、幅広い学びのスタイルがあった。(発題者の分析、テーマの分析は後述)

発題者 : NGO大学では、「教える→学ぶ」という一方通行の関係ではなく、参加者と発題者、参加者同士が対話し、お互いに学び合う、という「相互性」を重視してきた。そのため、講師・ゲストを「先生」とは呼ばず、「発題者」と呼んでいる。

【6908】・・・・6484名の参加者(のべ)+424名の運営委員(のべ)
30年間ののべ参加者数は6484名。この中には複数期にわたってリピート参加した参加者も含まれる。加えて運営委員が参加してきた。NGO大学の企画・運営・評価を担ってきた「運営委員会」は、主にNGO大学の修了生と加盟団体スタッフから構成されている。その運営委員の実数は167名(のべ人数は424名)。つまり、30年間の総参加者数は、参加者と運営委員を合わせたのべ6908人となる。

運営委員会 : 運営委員会は、講座を統括する校長・副校長の他、10~20名の運営委員で構成され、NGO大学の企画・運営・評価を担ってきた。運営委員会は基本的に、主催団体である関西NGO協議会の加盟団体からのスタッフと、NGO大学修了生で構成されている。

この冊子では、NGO大学が取り上げた先駆的かつ多角的なテーマ・内容、多様で多彩な発題者(ゲスト)、講座スタイル、「気づき→学び→行動」のプロセスを大切にした講座の組み立て方、学びを行動につなぐしかけ「グループワーク」、修了生を中心とした運営委員会による企画運営のノウハウ、参加者のその後の国際協力への関わり、関西をはじめ全国のNGOや「市民の学びの場」への影響や役割、などについて俯瞰、分析しまとめた。また、修了生から「NGO大学と私とこれから」というテーマで、NGO大学に参加し、何を学び、それが今にどう生かされているかについて寄稿を呼びかけ、掲載することで、NGO大学の学びとはなにかをふりかえる。

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